フィジーという国はご存知ですか?
南太平洋に浮かぶ333の小さな島からなる国で、正式にはフィジー共和国といいます。
最近ではラグビーで有名になったかもしれません。
そして「世界幸福度調査2018」で1位。
ここ4年間では3回も1位を獲得している幸福の国です。
(ちなみに日本は同年で18位。幸福途上国なのだそう…)
幸福度が世界平均では大幅に下がっているそうですが、
その中で上昇しているのがフィジーなのです。
フィジーは私にとってとても思い入れのある国で、
15年以上前に初めての海外旅行に選んだ国でした。
4回の海外旅行経験のうち、3回がフィジー。
本当に大好きですね!
(もう1回はスペイン)
最後に行ったのはだいぶ前になりますが、マインドをお伝えするのにフィジーは欠かせないものの一つです。
フィジーの魅力
フィジーの最大の魅力は南太平洋の海と気候だけではなく、なんといってもフィジー人。
フィジー人のことはフィジアンといいます。
フィジアンがとにかく明るいんです。
目が合うとビッグスマイルでニカッと笑い、挨拶の「ブラ〜(こんにちは)」と言ってくれて。
最初はちょっと恥ずかしいけど、慣れてくると自分からも挨拶できるようになるのがまた楽しい。
それから歌。
歓迎と見送りには必ず歌があります。
歓迎の時は明るく陽気な、見送りの時は美しい歌声で最後までもてなしてくれます。
また、すれ違うときや、掃除しているときなどもよく鼻歌を歌っていました。
幸せの3つの法則
そんな幸福の国に住む、明るく陽気なフィジアンから「幸せの3つの法則」を考えてみました。
私は英語もフィジー語も話せませんが、ホテルの日本人スタッフの方と仲良くなり、
色々と教えてもらうことができました。
実際に私が体験したことと、教えてもらったことを織り交ぜて書いていきます。
①のんびり適当に生きる
外国あるあるですが、時間にはかなりルーズ。
だいぶのんびりしているので、フィジータイムと言われています。
誰も急がないので、本当に時間の流れがゆっくりに感じます。
役所の手続きにしても、その日に受付されない事がほとんどだそうで。
受付時間が終わってしまうとまた翌日に来て並ぶのだそう。
その日も受付されないとまたその翌日…。
実際、私が役所に行ったときも大行列。
狭いスペースに体の大きなフィジアンたちがぎゅうぎゅう。
入りきらなくて多くの人が通路に座ってお喋りしていました。
見る限りではイライラしているような人はいませんでした。
病院でも同じようなことがあるらしく、痛みに耐えて待つ事もあるとか…。
そしてこれは日本人スタッフから聞いたエピソードですが、
日本に一時帰国する際、同僚のフィジアンにお土産は何が欲しいか聞くと、
フィジアンは「スニーカーが欲しい」と。
靴のサイズを聞くと、手で靴の大きさを表し
「だいだいこれくらい」と言ったとか。
「そんな適当じゃ買ってこれないから、靴のサイズをメモして渡してほしい」と伝えると、
自分の左右の足の形を鉛筆でなぞった用紙を2枚渡されたそうで…。
このエピソードがすごくフィジアンらしいなと思いました。
買う方は困りますけどね。
②自分のものは皆のもの
フィジアンには「自分のもの」という概念がそもそもないようです。
あるものを皆で分ける。
土地も柵をして隣の家と区切るようなことはせず、みんなの土地という考えで。
Tシャツなども洗濯して干しておくと、知らない人が着て行ってしまうことも普通だとか。
もちろん、返ってくることはなく…。
返ってくることを期待もしていないようです。
もともと豊かな自然に囲まれ、野菜や果物なども自然に実るので取り合う事もなかった為、あまり「所有欲」がないのではないかと聞きました。
お土産のスニーカーも、自分が履けなければ他の人にあげるつもりだったのだと思います。
シェアする事でお互いに豊かになっていく人たちですね。
③いつも楽しむ
これが一番の魅力です。
あえて四柱推命を絡めてみるなら、まさに楽しい事が大好きな「食神」。
本当にいつ見ても楽しそうで。
のんびりしていて、いつでも笑って唄ってお喋りして。
暑い時間はヤシの木の木陰に寝転んで。
涼しい時間になると広い敷地でラグビーして。
ホテルの方は「全然働いてくれなくて大変」と言っていたけど。笑
全てものを自然の流れとして受け入れていて、みんなが仲良く笑っていて。
何もなくても全てある。
本当の豊かさってこういうことなんだろうな、と思わせてくれます。
もちろん、フィジーにも色々な問題があると思うけど(地球温暖化や人口の半分弱を占めるインド人との問題など)、それでも「今」を楽しんでいる。
それがフィジアンです。
最後に
改めて記事にしてみると、私が自分のサービスを通してお伝えしたいことは、フィジーから教わったことも多いと気がつきました。
フィジーの事は3つでは語りきれません。笑
日本にいる私たちが全てを真似するのは難しくても、少しだけでも取り入れてみる事で、幸せに生きる「フィジアンマインド」に近づけるのではないでしょうか。
また海外に安心して行けるようになったら、ぜひフィジーも候補に入れてみてください。
私もフィジーに行きたい!!