今回は四柱推命の解説記事です。
まず最初に、四柱推命は陰陽五行説がベースになっています。
四柱推命とはザックリ簡単に
四柱推命は陰陽五行説を基に、生年月日時を干支暦(かんしれき)に当てはめ、その人の生まれ持った性質などを読み解いていくものです。
干支暦とは
十干と十二支を組み合わせた六十干支で表記された暦。各年・月・日・時それぞれに干支が当てはまられている。干支暦では、一年の始まりは二月の立春からとなる。また時間は二時間で一刻と考えるため、二時間ごとに干支が変わっていく。
コトバンクより
※鳥海流では生まれた時間は見ませんので、3柱で読みます。
命式(めいしき)を出してみる
ご自身の命式(めいしき)も出してみましょう。
※四柱推命では漢字がたくさん書いてあるものを
命式(めいしき)と言います。
命式を無料で出す
(簡易鑑定サイトに飛びます)
※スクリーンショットなどで撮られておくと見比べやすくなります。
このように出せましたか?
※デザインは若干異なることがあります
ピンクの枠を見ていきます。
左側の漢字が十干(じっかん)、右側が十二支(じゅうにし)です。
−水と−木は、十干と十二支がどこのグループかを表しています。
十干(じっかん)とは
五行説の思想から、森羅万象、世の中全てのものは
5つの要素(木・火・土・金・水)から成り立つとされます。
それぞれ陰陽があるので10種類。
それで十干となります。
十干のキーワード
この十干のキーワードが生まれ持った性質です。
グループ | 陰陽 | 十干 | イメージ | キーワード |
木のグループ | + | 甲(きのえ) | 樹木 | 向上心がある |
ー | 乙(きのと) | 草花・ツタ | 柔軟に対応できる | |
火のグループ | + | 丙(ひのえ) | 太陽 | 中心的役割 |
ー | 丁(ひのと) | 月・灯火 | 洞察力が鋭い | |
土のグループ | + | 戊(つちのえ) | 山 | 物事に動じない |
ー | 己(つちのと) | 畑 | 多芸多才 | |
金のグループ | + | 庚(かのえ) | 鉄・刀 | 理性的に行動する |
ー | 辛(かのえ) | 宝石 | 繊細な感性を持つ | |
水のグループ | + | 壬(みずのえ) | 海・大河 | 影響力がある |
ー | 癸(みずのと) | 雨・霧 | 優しい |
契約書などでは、甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)はよく使われていますね。
キーワードはほんの一例です。
十二支と季節
十二支はおなじみですね。
子・丑・寅・卯…の十二支です。
十二支は季節の性質を持っています。
子 | 丑 | 寅 | 卯 | 辰 | 巳 |
+水 | −土 | +木 | −木 | +土 | −火 |
冬 | 春 | 夏 | |||
午 | 未 | 申 | 酉 | 戌 | 亥 |
+火 | −土 | +金 | −金 | +土 | −水 |
夏 | 秋 | 冬 |
十二支にはそれぞれ人生のテーマがあります。
冬・・・勉強
春・・・恋愛
夏・・・運動・営業
秋・・・お金
十干と十二支の組み合わせ
十干の甲・乙・丙・丁…と十二支の子・丑・寅・卯…を順番に組み合わせていくと全部で60組みできます。
これが一巡して最初に戻ることを「還暦」と言います。
天中殺(てんちゅうさつ)
天中殺は十干と十二支を順番に組み合わせていくと、十二支が余ってしまうところのことを言います。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
甲 | 乙 | 丙 | 丁 | 戊 | 己 | 庚 | 辛 | 壬 | 癸 |
子 | 丑 | 寅 | 卯 | 辰 | 巳 | 午 | 未 | 申 | 酉 |
順番に組み合わせると表の中は酉までになり、戌・亥が余ります。
日柱(サンプルのピンクで囲った部分)10組目までの方は戌・亥年が天中殺になります。
但し、鳥海流では天中殺を3年で見ているので、日柱の十干の+−の属性によって変わります。
+の場合は前年に、−の場合は後ろに1年足して3年とします。
サンプルの解説
サンプルではピンクの枠内の十干(左)が癸(みずのと)。
十二支(右)は卯(う)で季節は春です。
春の日差しのように暖かく優しい人、と読めそうですね。
また、人生のテーマは恋愛。
天中殺は辰・巳・午の年となります。
最後に
いかがでしたか?
少しはイメージできたでしょうか?
四柱推命は漢字がたくさん出てきますが、怖いものではありません。
怖いイメージの漢字は出てきますが、怖くありません。
天中殺も同じです。
自分の本質や長所、才能を認識できたりと、とっても楽しく使えるものです。
少しでも「楽しそう!」と思って頂けたら嬉しいです。